受験生の方々は、彼らならではの数多くの不安に悩まされています。
たとえば、学力の向上が思わしくなかったり、周囲のライバルたちの実力と自分の実力とを比較して劣等感を感じたりしてしまい、それが落第への不安へとつながってしまうことなどは、その典型例とも言えるでしょう。
では、いったいこのような不安の根本的な原因はどこにあるのでしょうか。
今回の記事では、その理由について深掘りして解説するとともに、不安の解消法などについても説明していきましょう。
不安でたまらない!受験できない!その原因
まずは、先ほども予告したとおり、受験に起因する不安の根本的な原因について見ていきます。
本項では、受験生が抱く不安の本質に迫る要因の中でも、主だったものを3点取り上げてまとめました。
自己効力感が欠如している
最初に紹介する受験生が抱く不安の本質的な要因は、「自己効力感」が欠如しているというものです。
この自己効力感とは、カナダの心理学者である、アルバート・バンデューラ氏が提唱した概念で、要するに「自分ならできる」、「自分なら困難を乗り越えられる」という感覚のことを言います。
この自己効力感が欠如している方は、何をやってもものごとが上手く運ばないと思い込んでいるため、悪い予想ばかりしてしまい結果として不安を抱きやすい傾向にあります。
知識不足が原因で不安にかられやすくなっている
二番目に紹介する受験生が抱く不安の本質的な要因は、知識不足が原因で不安にかられやすくなっている、というものです。
この説明をするにあたっての前提として共有しておきたいのが、ここでいう「知識」とは、受験で合格するために必要な学力の知識ではないということです。
ここで言うところの知識とは、人間が有する能力にまつわる知識のことを指します。
人間の持つ能力は誰しも、一部の才能のある方を除けば、ほとんどの方に大きな差異はありません。
では、なぜ試験の結果や、偏差値の向上のスピードに差が付いてしまうのでしょうか。
それは、自分の努力が実を結ぶかどうかを信じているか否かという点に、隔たりがあるからです。
ある研究結果によると、人間の能力は努力すれば開花すると信じている方と、そうでない方では、能力の伸び方に差が生まれることがわかっています。
もちろん能力が伸びやすいのは、前者の方々の方です。
したがって、努力は報われるということを知識として学んでいない方は自分を信じることができず、受験への不安が大きくなる傾向が見られます。
受験勉強の成果が出ない
三番目に紹介する受験生が抱く不安の本質的な要因は、そもそも受験勉強の成果が出ないというものです。
これは冒頭でも触れたことにも直結することですが、受験勉強をいくら頑張っても模試の結果が悪かったりすると、誰しも落第の不安にかられてしまいます。
また、ライバルと自分とのテストの成績を見比べて劣等感を感じてしまい、それが不安の種へと変貌することもあるでしょう。
【知恵袋】泣くほど辛い!受験生の不安の解消法
続いて、本記事のメインテーマとも言える、受験生の方々にとっての不安の解消法について紹介していきましょう。
本項では、おすすめの不安の解消法について4つピックアップしてまとめましたが、どれも効果的なものばかりですので、ぜひ不安の原因の除去に役立ててください。
自己効力感を高め自己肯定感へつなげて不安解消へ!
受験生の方々が抱える不安の根本的な原因の一つとして、上では自己効力感の欠如を引きあいに出しました。
「自分にならできる」、「自分になら乗り越えられる」という感覚が欠如していては、長く辛い受験シーズンの中では、様々な不安に襲われてしまうというわけです。
この自己効力感を高めるためには、成功体験を積み上げていくことが重要です。
直近の模試や毎日の学習の積み重ねの中から、なんでもかまいませんので、自分が何らかのものごとに成功したという実感を体験するように意識してみてください。
そうすることで自己肯定感が高まり、結果として「自分にならできる」という感覚がアップして、不安の解消への糸口へつながっていきます。
ちなみに、積み上げていく成功体験は、ちょっとしたできごとでもかまいません。
完全なる成功とは、なかなか得られるものではありませんので、小さなできごとでも大切にしてご自身の成長へとつなげていってください。
マインドセットを切り替える
マインドセットを切り替えることも、受験生の方々の不安を取り除く方法の一つとなり得ます。
ここでいうところのマインドセットの切り替えとは、自分の才能は磨けば必ず伸びるという信念をもつということです。
たとえば、進化論で有名なダーウィンも、ロシアの文豪トルストイも、幼少の頃は通常の子と何ら変わりのない子どもでした。
しかし、彼らの才能を開花させ偉大なる人物にいたらしめたのは、自分自身を信じるという信念です。
受験戦争は他者との競争となりますから、自分の思いどおりになることよりも、そうでないことの方が圧倒的に多いはずです。
しかし、そういったときでも腐らずにネバーギブアップの精神を見せることが、あなたの成長の糧となり、不安をはねのけるだけの力へと変化します。
大学受験や高校受験で日ごろから悩んでいる方々は、まずはご自身のマインドセットの切り替えから図ってみてはいかがでしょうか。
受験の不安から解放されるためには脳内のデトックスも必要
受験の不安から解放されるための推奨される方法の一つが、「脳内のデトックス」をするというものです。
私たちが住む現代社会は、太古の昔には存在しえなかったものであふれかえっています。
たとえば、スマホやパソコンなどの電子機器は、その代表例とも言えるでしょう。
私たちの脳は、このような電子機器を長時間にわたって使用していると、異常な興奮状態におちいる場合があります。
その結果、受験生の方々のみならず、多くの人々の不安の要因となり得ます。
そこでおすすめなのが、一度これらの電子機器を自分の周りから遠ざけて、脳内のデトックスを図るというものです。
こうすることによって、脳の中のストレスが一度リセットされて不安の解消につながります。
また、ストレスが除去されることによって良質な睡眠もとれるようになりますから、受験勉強の進行にもよい影響を与えることができます。
不安は人間にとって必要なものだと心得る
「不安は、人間にとってマイナスな影響しか与えない」
そんな風に考えている、受験生の方はいませんか?
しかし、実を言うと、「不安」は人間にとって非常に重要なものなのです。
たとえば、不安を感じない人間は危険な行動をかえりみない、向こう見ずな人になってしまいます。
そうなってしまえば、たとえば、車が来ている道路でも平気で横断してしまい、大ケガを負うことも想定できます。
受験生の方の場合、受験にまつわる不安を一切感じなければ、テストの結果などに危機感を抱かなくなり、学習をおろそかにしてしまうでしょう。
このように、不安は私たちが生きていくうえでは必要なものであると同時に、受験生の方々にとっても志望校合格のためのカギと言っても過言ではないのです。
過剰な不安は問題ですが、一定の水準までの不安は必要なものと認識してください。
受験生の不安やストレス解消する偉人の名言
私たちがなにかに真剣に取り組んでいるとき、有名人や偉人の名言に励まされることは少なくありません。
大成をした方々の言葉には大変な重みがありますから、彼らの言葉に耳を傾けることで勇気づけられ、自分が現在抱えている不安の解消へとつながります。
そこで本項では、有名人や偉人の名言にスポットを当てて2点紹介していきましょう。
「不安もプレッシャーもありますが、それをはねのけられるのは納得できる練習しかないんです」
この言葉は、柔道の元金メダリストである谷亮子選手の名言です。
谷選手は、2000年のシドニーオリンピックで金メダルを獲得するとともに、2004年のアテネオリンピックにおいても金メダルを獲得し、大会2連覇をはたしました。
そんな彼女の言葉には、不安をはねのけ、そして結果を裏打ちするものには、とにかく自分を磨き上げることが大切という思いが込められているのがわかります。
受験生のみなさんにあっても、何らかの不安を感じたときは、とにかく自分をブラッシュアップすることに取り組んで、納得できるだけのレベルアップを図ってみてはいかがでしょうか。
「困るということは、次の新しい世界を発見する扉である」
これは、かの発明王エジソンの言葉です。
エジソンは生涯にわたって様々な発明品を世に送り出してきたことで有名ですが、数々の発明を成功させるにあたっては、実に5000回以上もの失敗を繰り返してきました。
そんなエジソンの名言が、上述の言葉です。
エジソンは発明に失敗したり、何らかの悩みを抱えて不安になってしまい困り果てても、これは新たなる可能性を見出すためのきっかけなのだと自分に言いきかせ、偉人と称えられる人物にまでなりました。
これは受験生の方々が何らかのミスをしても、それを乗り越えるだけのマインドを持つことの重要性を物語っている言葉とも取れます。
不安に苦しむ受験生の方々は、なにか苦しいときがあった際には、この名言を思い出してご自身のバネとしてみてください。
不安で受験できない状態から脱却が合格の鍵!
今回の記事では、不安で受験勉強が思うように進まない、もしくは結果が出せないといった受験生の方々へ向けて、受験に起因する不安の原因の代表例や、その解消法などを紹介してきました。
受験は誰かとの競争である以上、一定の不安を感じることは避けられませんが、本記事で紹介した内容を実践することできっと解消の方向へと向かうことができるはずです。
ぜひ積極的に試してみて、あなたの受験勉強のスムーズな進行のためのアシスト役としてください。

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